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羽鳥建築設計室まい・たびっくす



もだにずむII


911テロで もろくも崩れ去ったNYのツインタワー
WTC(ワールドトレードセンター)は
日系アメリカ人 ミノルヤマザキ が設計したものでした
モダニズムを象徴するようなデザインの建物ですが
彼は他にも 大規模な住宅団地を手がけました
その団地は 全建物に 均等に日光があたり
各部屋が同じ間取りで 見た目にも清潔感あふれる
設計でした しかし 十年近く経ち 
その団地での住まわれ方は 見る見る豹変し
犯罪と貧困が多発し とても住める状態ではなくなりました
そして 取り壊しがきめられ 当初の目論見は
失敗に終わったのです
早く 経済的で 機能的 合理的な設計だけでは
社会を正常なかたちに持ってゆくことが
いかに難しいかを 証明したかたちとなったわけです

つづく
 

もだにずむ


19世紀までの建築は 権力者や貴族のために創られデザインされた
建物ばかりでした 装飾がやたらと多く ごてごてしたもので
ギリシャや古代ローマから延々と続いてきた 設計手法でした
19世紀末 そんな一部の人たちだけの 建築をもっと一般の庶民に
役立つような設計手法に変えようとした芸術家や建築家たちの運動が
ありました バウハウスに端を発したモダニズム運動がそれで
コルビジェ や ミースファンデルローエの後に続く建築家たちに
多大な影響をあたえたのがこの時代の人たちでした
無駄な装飾を一切排除して 簡潔でシンプルな形は
見た目に美しいだけでなく 安く 早く 機能的でもありました

つづく

 

まい みゅーじっく 2


人によって 聞く音楽の傾向は違いますけど
私の場合 特にJAZZ FUSION はよく聞きます
今日は晴天で風も無く心地よい一日でしたが、ぽっかり空いた時間に
ゆっくり聞き流すおすすめのアルバムがあります。
一つは イリアーヌという女性JAZZピアニストで
「パウリスターナ」というアルバム
堅苦しくなくボサノバタッチでとても軽快です。
もう一つは「アコースティックアルケミー」の「リファレンスポイント」で
これは仕事でお付き合いのあるデザイナーのかたに
教えてもらったアーティストです。
なんと表現したらいいのか ちょっとクラシックテイストの感じられる
アルバムです
どちらもそんなに新しい作品ではありませんが、
最近は古い新しいはあんまり気にしないで聞いてます
外では50本の大根ほしを家族がやってました。
なんて うららかでほのぼのとした一日だったことか。

 

あーと


 

最近水彩画の勉強をしてまして 図書館からビデオをまとめ借りして
初歩の初歩から始めてます。ふでの走らせ方から色の組み合わせ
構図の取り方 などなど小学校から習っていたのに随分と
理解していなかった部分がたくさんありました。ビデオの講師は
アルウィンさんという外国人の方で コトバを整理して
段階を追って説明してくれるので、全く絵心のない私でも
なんか 描けるような気持ちにさせてくれるのです。
日本人で同じようにビデオで解説してる芸術家のかたのも見たのですが
その先生の説明は 見たように 思ったまま 描けばいいとしか
言ってくれず これでは階段を十段いっきに駆け上がれと言ってる
様にしか思えないんです。
でも テクニックを出し惜しみしてるのではなく、これって
日本人の美徳なのかもしれませんね。
理屈っぽいのは知ったかぶりで上品ではないといった感覚なのでしょうか?
しかし これからの時代は上に立つ者は感覚だけでなく
下にいる者に 一歩一歩ステップアップしてゆけるように
梯子(はしご)を架けてあげないと
全体のレベルアップはむずかしいかもしれませんね。

 

りふぉーむ


 

築30年の住宅のリフォームを手がけました。
本体がかなり痛んでいて、屋根の下地材から床 壁に至るまで
全面改修の大掛かりな工事でした。
床はさくらの無垢材で非常に硬く通常の市販品に要する手間の
三倍以上はかかったと思います。
リビングは 二階を仕様しないという前提でゆかの振動が伝わっても
構わないというオーナーの承諾を頂き床梁に直接天井を張り
以前より40センチ高く天井を上げることが出来ました。
システムキッチンも30年前のものを5センチかさ上げして
扉の色を張り替えてリファインしました。
この物件はいつでもご覧になれます。
オーナーが快く承諾されました。

 


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